「2530円のお買い上げです。5000円お預かりします。お釣りは…」
さあ、皆様はお釣りをどう計算しますか?
あなたはレジがないお店の店員とします。お釣りを渡すシーンを想像してください。
どの貨幣が何枚で…というのを導出してみてください。
どのように計算しますか?
おそらく、このように計算するのではないのでしょうか。
5000円から2530円を引くので、
桁が上の数字から順に、
1000円札が2枚、そして100円玉が4枚、
のこり70円なので50円玉1枚と10円玉2枚、
合計2470円のお釣り、という計算。
これは、5000円からいくら差し引くと2530円になるのか、という思考になります。また、大きいお金からお釣りを計算していく、という思考とも言えます。
この計算方法を「差し引き型のお釣り計算」と命名したときに、逆のやり方の「積み上げ型のお釣り計算」というのがあります。
今回はそちらをご紹介。
思考としては2530円からいくら積み上げていけば5000円になるのか、というものです。
まずは2530円の30円に注目し、まずは70円(50円玉1枚、10円玉を2枚)を積み上げます。
そうすると仮に2530円と70円を足すと2600円。
次に600円に注目し、100円玉を4枚積み上げます。
そうると、3000円となります。
そして3000円に1000円札を2枚積み上げる事で5000円になります。
最後に積み上げた70円と、100円玉4枚、1000円札を2枚を足し合わせてお釣りは2470円になります。このように「積み上げ型のお釣り計算」の方法もあるのです。
いかがでしょうか。
引き算で計算できるものは、逆のプロセスをたどれば足し算でも計算できます。
その一例として、このようなお釣りの算出方法をご紹介させていただきました!
書いている人のプロフィール

横山明日希(@asunokibou) 数学のお兄さん。理系、恋愛、WEBの3本柱でイベント開催やコラム執筆など。キーワードは「日常に科学を、人生にワクワクを」「世の中のミスマッチをなくす」「掛け合わせればナンバーワンになる」 詳細プロフィールはこちら