最近の気になった数学の話題たち

By | 2013/12/07

タイトルのとおりです。今回は少なめですがまとめました。(この記事は2013年12月に書いた記事です。更新するたび随時追記します)

【追記】2014年3月〜4月版を更新しました→ http://asunokibou.net/?p=182

ここ数日PISA関連の話題が多く、偶然か数学教育についての話題を見かけることとなりました。

下記、一覧です。

それでは1つ1つコメントを添えていきます。

 

①もう一度小学校から学び直したいと思う教科は?「1位 算数(数学)……88人」〜アメーバニュース〜

http://news.ameba.jp/20131130-259/

302人中88人が数学と回答。英語、社会などと圧倒的に差をつけて数学が1位となったようです。

数字に強くなりたい、数学的思考を身につけたい…という声は知人の中でもちらほらと聞きます。中学や高校で触れるような数学単体を学んでもこれらの力がつくわけではないですが、確かに仕事をしていて数学的能力は重要であると思います。

ちなみに私自身も今こんなに仕事で数学になるとは思っていませんでした。笑

数学が1位に対して、理科は4位でたったの20人ということも注目すべき事だと思いますが…今回は割愛。

 

 


②PISA2012、数学的リテラシーは高いが「授業が楽しみ」は34% 〜リセマム〜

http://resemom.jp/article/2013/12/04/16244.html

リンク先より引用

日本の生徒は数学的リテラシーがOECD加盟国の中で2位と高いものの、数学に対する「興味・関心」や数学では良い成績をとっているといった「自己概念」がOECD平均と比べて低いことが、PISA2012の結果より明らかになった。

 

①で取り上げた中には、数学の必要性を感じている人は多いという結果がありました。

しかし、実際は数学への関心興味度は低く、また、数学に苦手意識を感じている人が多いのも事実ではあります。必要だと思うけど惹かれないし、自分が身につけることは出来ない、、、といったもやもや感を持っている人は少なくないはずです。

関心を持てないこと、苦手意識、のこの2つが数学について学ぶ事への妨げになっているのかもしれないですね。

 

 


③小中学生の算数・数学の下位層が増加…東京都教委調べ 〜リセマム〜

http://resemom.jp/article/2013/11/29/16181.html

この取り上げ方はいまいち理解しにくいのですが、簡単に言うと

「算数・数学の平均点は平均は下がっていない。しかし、平均点を大きく下回る人が増えている」というニュースです。「平均点以下といっても、1点2点低いというより、5点10点と大きく下回ってしまう人が増えてきた」ということです。

 

裏を返すと、成績がよい人も増えてきているという事です(そうでないと平均点自体が下がってしまいますよね)が、徐々に数学への理解度の格差が広がってきているという課題が出てきています。
トップ層以外の数学の学力をどう担保するのか。様々なやり方がありますが、全体として取り組む施策に期待です。

 

 

以上です!

書いている人のプロフィール

数学のお兄さん

横山明日希(@asunokibou) 数学のお兄さん。理系、恋愛、WEBの3本柱でイベント開催やコラム執筆など。キーワードは「日常に科学を、人生にワクワクを」「世の中のミスマッチをなくす」「掛け合わせればナンバーワンになる」 詳細プロフィールはこちら

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