この冬、雪を作ってみませんか?
こんにちは。プレゼントは中身より渡し方重視、数学のお兄さんです。
みなさん、今年のクリスマスプレゼントは準備できましたか?また、渡し方のシミュレーションは出来ましたか?
“ドラマのようなシチュエーション”が好きすぎてハマるのが怖くて逆に観ないようにしているほどのロマンチストな理系男子として、今日はこのクリスマスをさらに美しく飾る雪の実験を3つほど紹介したいと思います。
実験1:水蒸気から雪を作ってみよう!
ペットボトルに吐息を「ハァ〜ッ!!」と吹き込みます。
そして、、、!ドライアイスを使って冷やすと…こんなかんじ!
…になる予定でしたが、僕が実験したところ、
んん?微妙…
おもりにしていた消しゴムの周りに、若干だけ雪のようなものが出来ただけでした。。うまくやれば、最初の写真のように出来上がります!(出来なくてスミマセン!)
さて、気を取り直して次にいきます!次からはちゃんと成功していますよー!
実験2:試験管の中に輝く雪を作ろう!
今度は試験管にとある物を溶かしました。さて、しばらく様子を見ていきましょう。
左から二番目の試験管にご注目ください。
おや、何か小さな粒のようなものが見えてきました!これは、、、
おお…雪!?
試験管の中で雪が降っています!本当に雪が降っているようなスピードで、ふわふわと試験管の中を舞い降りているのです。
動画で見るとこんな感じ。
いいかんじですねー。大成功です。
「いや、せっかくだから積もった雪に触りたいよ」って人のために、3つ目の実験をご紹介します!
実験3:一瞬で積もる雪を作ろう!
さあ、これが最後の実験です。最後は、よりリアルな雪が一瞬で作れるそんな実験をご紹介したいと思います!
せっかくなのでこちらはいきなり映像で紹介。
いきますよー。
3、2、1、はい!
じゃーーん!
ちょっと分かりにくいかもしれないので説明すると、元々白い粉だったものが手をかざした瞬間モコモコと雪に変化しています。
若干スピードを速めていますが、これ普通の速度でも見てけっこう一気にモコモコと膨れてきます。大量の粉を使って実践すると非常にインパクト大な実験です。
変化前はこんな感じ。
変化後はこれ。
もちろん触っても安全です。ただ、触り続けると手が若干乾燥していく感じがするので注意!
まとめ
いかがでしょうか。
実験のやり方はこの記事の最後に簡単に紹介しておきます。 ※実験2と実験3は厳密には雪ではありません。雪のような物を代替の物質で作る、という実験です。
1つ目はちょっと準備と技術が必要なため応用が効きにくいですが、2つ目と3つ目は例えばさっきまで透明だった水槽に突然雪が舞い降りてくる演出や、何もなかった場所に突然雪が現れる演出などが出来るはず!ぜひ練習して実践を。
※ちなみにこのロマンチックな実験を体験したいって人は来月1月10日、札幌でやるイベントにて実演させて頂きますのでぜひお越し下さい!詳細は下記リンクから(「東京でやらねえのかよ!」ってツッコミは大歓迎です。むしろやりたいです仕事下さい)
[1/10札幌で開催]ほくほくかがく〜北で広がる理系の輪〜|あすのきぼう
そんな感じで、以上です!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この記事は、アドベントカレンダー企画の21日目の記事です。
職業バラバラだけど、書く(描く)のが好きな人達による【#アドカレ2015】13人の「プレゼント」で、25日まで毎日更新しております。
ルールは、件名に「プレゼント」を入れる事のみ。明日は美しき漫画家山科ティナさんです!お楽しみに!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おまけ:3つの実験方法の紹介
簡単ではありますが、まとめさせて頂きました!
実験1:水蒸気から雪を作ってみよう!
<用意するもの>
・ドライアイス(入れ物一杯に入るくらい)
・保冷ボックス
・ペットボトル
・釣り糸
・おもりになる物(消しゴム等)
・吐息
①おもりになる物を釣り糸にくくりつけます。
②ペットボトルに「ハァーッ」と息を入れ、おもりが底につくくらいまで釣り糸を蓋からつり下げ、フタをします。
③ドライアイスで冷や事20分〜30分で、徐々に雪の結晶が糸上に出来てきます!
注:ドライアイスの扱いに注意!
実験2:試験管の中に輝く雪を作ろう!
<用意するもの>
・塩化アンモニウム(10g)
・水(20g) ※あくまでも目安。塩化アンモニウム多めにしたほうが◎
・密閉出来る入れ物
・60度〜80度程度のお湯
①塩化アンモニウムを水に溶かします。
②お湯であたためながら溶かし切ります。この際振りながらの方が溶けるので、密封しながら溶かして下さい。
③室温で放置。徐々に雪のような結晶が入れ物の中で降り積もっていきます。
注:溶かす量が少ないと、冷ましても結晶が出てこないので注意!
実験3:一瞬で積もる雪を作ろう!
<用意するもの>
・ポリアクリル酸ナトリウム
・水
①ポリアクリル酸ナトリウムに適量の水を入れるだけ!
だいたいポリアクリル酸ナトリウム10gに対して水200〜300gが適量です。
以上です!
書いている人のプロフィール

横山明日希(@asunokibou) 数学のお兄さん。理系、恋愛、WEBの3本柱でイベント開催やコラム執筆など。キーワードは「日常に科学を、人生にワクワクを」「世の中のミスマッチをなくす」「掛け合わせればナンバーワンになる」 詳細プロフィールはこちら